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エイズ用遺伝子ワクチン

エイズ感染者数は世界的にまだ減少しておらず、中国や日本ではむしろ爆発的に増加しています。現在のエイズ治療薬は耐性ウイルスの出現や副作用の問題など様々な課題が残っており、予防や治療を目的とした強力なワクチンの開発が求められています。しかし、開発は困難を極め、残っているワクチン候補はきわめて少ないのが実情です。

当社は、日本の国立感染症研究所と共同してセンダイウイルスベクターを用いたエイズワクチンを開発し、他の遺伝子ワクチンに比べて高い有効性がサルモデル実験で得られたため、特許を共同で出願しています。

当社エイズワクチンのサルでの有効性試験

この技術を基礎にして、現在、東京大学大学院医学系研究科、米国ウィスコンシン大、中国などと国際共同開発を実施中です。中国とは3年前より北京工業大学、中国疾病予防センター(中国CDC)と組んで、中国政府のグラントを得た中国国家プロジェクトとして共同開発を進めています。当社で中国の特定地域で最も広く流行しているエイズウイルス株の遺伝子をセンダイウイルスベクターに組み込み、中国研究者はそれを使って実験動物を用いた前臨床有効性試験を実施しています。当社のワクチンをマウスに投与したとき、エイズウイルス感染細胞への特異的な殺細胞活性のあるCD8陽性の細胞傷害性リンパ球が誘導され、その血流中の割合は全CD8陽性リンパ球の10%にもなるという驚異的な結果でした。他のベクターでは高いものでも1%程度であり、当社ワクチンのきわめて高い能力が中国で注目されることになりました。中国においては、サルでの評価実験と安全性試験を経て、まず治療ワクチンとしての開発を進め、次いで需要の大きい予防ワクチンへの適用拡大を狙っています。中国では最近、中国での最有力バイオベンチャーであるSiBiono社への技術導出に成功しました。

これら中国、東京大学およびウィスコンシン大学と当社のベクターを用いたワクチン開発は国際エイズワクチン推進構想(IAVI)の研究支援候補としても注目され、1年余にわたる交渉の後、IAVIが前臨床および米国での臨床試験を全面的にサポートするという共同開発契約書の締結に至っております。

  1. 適応疾患

    エイズ感染症(治療および予防)

  2. 作用機序

    本治療製剤は、HIV Gag タンパク質の遺伝子を搭載したセンダイウイルスベクターをワクチンとして感染者の筋肉または鼻孔に投与し、体内でHIVウイルス特異的細胞傷害性T細胞を誘導することにより、HIVウイルスに感染した細胞を攻撃目標にし、ウイルスの増殖を抑制します。