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細胞治療・再生医療

この事業では、センダイウイルスベクターの、他のベクターにはない特徴、すなわち、染色体を傷害しないという特徴を最大限生かしながら、細胞治療や再生医療そのものを目指す研究開発、事業開発と、iPS細胞技術を創薬ツール、実験動物作製ツール、あるいは今後注目されるエピジェネティックス研究ツールとして開発、事業化することを狙っています。

a. iPS細胞関連事業
 細胞治療・再生医療は、次世代の医療の中核を担うものとして、従来型の薬剤開発では解決が困難な疾病への挑戦的な技術として注目されています。胚性幹細胞(ES細胞)を利用して、様々な機能を持つ分化細胞に誘導できることが判っており、既に米国ではこの治療を業とするベンチャー企業が設立され、治療の認可も下りています。ES細胞の場合は、ヒトの受精卵を破壊する倫理的な問題があり、さらには他人に移植した場合は、免疫的に排除されてしまうという重要な欠点がありました。 最近発明された人工多能性幹細胞(iPS細胞)はこの問題を解決して細胞治療・再生医療を現実的なものにしたものとして注目されています。

b.癌樹状細胞療法
 癌の三大基本療法(化学療法、放射線療法および外科手術)を補完する療法として有力視されているもので、患者自身の樹状細胞(Dendritic cell=DC)を使用するいわゆる癌樹状細胞療法です。活性化された樹状細胞は血流に乗って全身を回りながら癌細胞などの異常を発見するとその非自己分子を提示し、免疫活性化する機能を持っています。患者の骨髄や血流から樹状細胞またはその前駆体細胞を取り出し、癌細胞を破砕したもの、または癌抗原などで刺激し、患者の体内に戻して癌を治す試みを癌樹状細胞療法と言います。 これまでの癌樹状細胞療法では、樹状細胞の活性化に多種類の高価なサイトカインを使うこと、またその活性化に時間がかかる上活性化の程度も十分でないこと、治療に使う樹状細胞の数が不足する場合があるということなどの問題があり、治療効果も満足のゆくものではありませんでした。当社はセンダイウイルスベクターを使うことによる新しい樹状細胞刺激法と、別途樹状細胞増殖法を開発してこの課題を克服しています。